亀井総長メッセージ
症例のシャワーを浴びる
初期研修医としての2年間は、医師という人生を選んだ方にとって極めて重要な時間です。医師としての生き方そのものにつながる基本、習慣を身につけなければならない期間だからです。当院では救急件数が年間約10,000件にも達し、そのファーストタッチが初期研修医の役目ですから、非常に多くの症例に接することができます。だからこそ、医師として必ず身につけておくべき技術や姿勢を、若いうちから確実に吸収できるでしょう。まさに“症例のシャワーを浴びる”という感覚で自分を磨くことができます。
「医療は、使命であって商売ではない」との言葉を遺したのはウィリアム・オスラーでした。皆さん医療人は、この言葉を胸に走り続けなければなりません。自分の描く理想の医師像に向かって、自分に厳しく接し、自分を成長させられる方を私たちは求めています。皆さんはきっと当院で目標とする先輩、理想の医師に巡り会えるでしょう。そうした出会いも、皆さんが医師として生きていく上での大切な学びに通じるものです。皆さんとお目にかかれることを楽しみにしています。
亀井 徹正
- 湘南藤沢徳洲会病院総長。
- 1974年熊本大学医学部卒業、同年聖路加国際病院内科研修医。
- 78年東海大学医学部内科(神経内科)助手。
- 81年茅ヶ崎徳洲会病院神経内科部長、92年茅ヶ崎徳洲会総合病院副院長、2004年山形徳洲会病院副院長、2006年 湘南藤沢徳洲会病院院長を経て2014年から現職。 日本内科学会認定総合内科専門医、日本神経学会認定医(神経内科専門医)、日本病院会人間ドック認定指定医、日本脳卒中学会専門医など