ドクター座談会 Message

CrossTalk

初期研修医 座談会 2021
DOCTOR'S TABLE TALK 2021
同志として、歩む道。
初期研修を終了した同志。
比嘉 ひかり/黒坂 祐太/百木 菜摘/上田 雄大
2019年入職

改めて医師としての
自覚と責任を実感

  • 黒坂
    初期研修医1年目は現場に慣れることも大変で、ようやく2年目以降は、これまで実施していなかった手技を経験し、医師としての仕事量や責任も生まれましたね。専攻医になり、手技をひとりで行う機会も増え、上級医がいない場合は、自分が行わなければならないため、改めて責任の重さを痛感しています。
  • 上田
    そうだね。だんだんと責任をもつ機会が増えてきたことで、改めて身が引き締まる思いだね。ご家族からの質問にも、根拠をもって説明できるよう心がけています。
  • 黒坂
    昔のカルテを見ると、初期研修のころより成長したと自分でも感じるね。
  • 百木
    私も同感。現在の1年目を見ていると、自分も同じだったなと思うしね。当院は症例数も多いためERから病棟まで、すべてを診られるようになったことで、多くの経験を積むことができていますね。
  • 比嘉
    患者さんに対して主治医はいますが、マネジメントする役割を担うようになり、責任をもって患者さんの状態を把握することが求められるようになりました。私もみんなが感じているように、初期研修の時期に比べると医師としての自覚がより一層芽生えましたね。

お互いに学べて
切磋琢磨できる環境

  • 上田
    当院は1~2年目からERでも手技を実践できる環境があり、さまざまな症例を診ることで技術が身につくので、厳しい面もあるけど確実に成長できるよね。
  • 黒坂
    「See one, Do one, Teach one 」の言葉のように、見て覚えて、やって覚えて、教えることでさらに自分自身も理解を深めるという、お互いに学べて切磋琢磨できる環境が自然と培われていると思う。
  • 百木
    当院は屋根瓦方式の体制が整っているので安心ですね。1~2年目に指導すると同時に、3年目でも上級医に質問できるので、より理解を深められます。聞きやすい環境は当院のいい風土だよね。
  • 比嘉
    カンファレンスの数が多いことも特徴ですね。プレゼンなどの機会もあり、指導医からのアドバイスも受けられるので、いい学びの場となっています。また看護師や理学療法士など、多職種間の連携もスムーズで、コミュニケーションが取りやすい環境があることもいいですね。そうした連携のよさが、患者さんへのよりよい医療の提供につながっていると思います。
  • 黒坂
    比嘉先生が言ったように、スタッフ間の仲のよさは当院の特徴のひとつだね。多職種間でも情報共有を行う機会も多く、専門的視点からの意見も聞けるので、患者さんに還元できます。職種間の垣根も低いため、病院全体の雰囲気のよさを感じます。みんなは今後進む領域について決断した?

  • 比嘉
    将来の内科系サブスペシャリティはまだ決まっていません。そろそろ決断しなければと考えています。
  • 百木
    内科を選択したのは、入院している消化器系のがん疾患の患者さんも多いため、専攻医に進むためには一番いい領域だと感じたからでした。現在は消化器内科のサブスペシャリティを目指しています。回復して退院されるケースだけでなく、ご家族にとっても患者さんの最期をどう過ごすか決められない場合もあります。患者さんにベストな治療方法を提示することも医師の役割だと感じています。一方でご家族が全力で治療してほしいと望んだときは、最善の医療を提供することも必要で、あらゆるケースに対応できるジェネラリストとしての知識や手技を身につけたいですね。ジェネラリストとして活躍できる医師は憧れです。
  • 上田
    初めは整形外科を希望していましたが、父親が循環器内科医だったこともあり、循環器内科を専攻しています。専攻医研修を決める段階で、カテーテル治療を行った結果、患者さんの状態を理解することは医師としての強みであり、生命にかかわる治療に魅力を感じました。循環器内科で心不全の領域を極めたいという思いがあります。
  • 黒坂
    私は肝胆膵の消化器内科を専攻しています。内視鏡のニーズも多いことと自分自身も好きな手技のひとつのため、さらに技術を高めたいと思います。また、これだけは得意だと言える技術をもつことも目標です。カテーテル治療などにもかかわりたいと思いますが、治療を実施できる施設も限られているため、どんな場所でも活躍できる医師を目指しています。

患者さんとの関係を
構築し全力で向き合う

  • 上田
    みんなはどんな医師を目標としている?循環器内科は、退院後も外来で患者さんの一生とかかわるケースも多くあります。患者さんにとって、この医師でよかったと思ってもらえるよう成長したいと思っています。同時に患者さんだけでなく、ご家族とも治療方針を話し合い、信頼関係を構築していく大切さも実感しています。
  • 黒坂
    今後は専門性を高めるだけでなく、消化器系以外でもジェネラリストとして、心不全や糖尿病などの疾患にもかかわれる医師になりたいと思います。上田先生と同じように患者さんとの思いをくみ取り、話しやすい医師として患者さんと接していきたいですね。
  • 比嘉
    私はまだ診療科は決まっていませんが、内科で学んだことを、今後に生かしたいと思います。皆さんも話しているように、患者さんと良好な関係を築き、患者さんに寄り添った医師になることが目標です。
  • 百木
    患者さんが搬送されたとき、「自分がやる」と言える医師になりたいですね。そのためには、患者さんを救える確実な診断能力を習得することが必要です。何事にも全力で患者さんに向き合える医師になりたいと思っています。また、救命の一歩先に患者さんがどのように社会復帰できるかの選択肢を、ご本人やご家族に示せることも医師の大切な役割だと感じています。
  • 黒坂
    どんな状況下であっても患者さんを救いたいと思う気持ちは、この病院だから培えた部分が大きいと思うよね。それぞれ進む道は違っても、患者さんのために頑張りましょう。

その他にも同期は総合診療科に1名、泌尿器科に日本大学との連携で1名、
他病院の初期研修を修了した専攻医も産婦人科・整形外科・麻酔科に在籍。

2022年度専攻医募集中

内科
5名
総合診療科
2名
麻酔科
3名
黒坂 祐太
北海道出身
札幌医科大学卒業
湘南藤沢徳洲会病院にて初期研修修了
比嘉 ひかり
沖縄県出身
琉球大学卒業
湘南藤沢徳洲会病院にて初期研修修了
百木 菜摘
神奈川県出身
金沢大学卒業
湘南藤沢徳洲会病院にて初期研修修了
上田 雄大
千葉県出身
東邦大学卒業
湘南藤沢徳洲会病院にて初期研修修了