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研修理念
湘南藤沢徳洲会病院は、優れた臨床医を育成して、地域医療および地域の福祉に貢献することを目的とする。さらに、臨床研修医の指導者を育成することも目指す。
理念を実行する基本方針は以下のごとく:
- 患者中心の医療を行う。
- 徹底して、臨床の現場での研修を行い、上級医が下級医を直接指導する。
- 最新の医学的知識に基づき、最良の医療技術を提供できるよう常に研鑽する。
- 生涯にわたる自己学習ができる基礎的技術を習得する。
- 医療安全には細心の注意を払い、患者に害が及ばないようにする。
- 病院の職員全員が、それぞれの立場で研修医を育てる役目を担う。
初期研修の基本方針
- 初期研修期間中は、できるだけ高度専門研修を避ける。
- 救急総合診療部門での研修を充実させる。
- 選択ローテーションは、基幹7科を中心に選択する。
- 選択ローテーションは、細切れになるのを避ける。
- 専門性が特に高い専門科のローテーション選択については、臨床教育センターで個別に検討する。
- 原則として、個人の希望を尊重するが、初期研修にふさわしい研修内容を最優先とする。
(ローテーションは、あくまでも医師としての基本的臨床能力を身に付ける目的で選択されるべきであり、将来の専門科を選択する際の参考にするものではないことを認識する。)
The Laws of SFTH Residents
- 患者さんの話しを、腰を落ち着けて真剣に聴きなさい。
- まず患者さんの脈をとりなさい。そして、痛む部位に必ず手をあてなさい。
- Learn something from every patient you meet.
(出会うすべての患者さんから何かを学びなさい。) - See one, Do one, Teach one.
- 迷ったらコンサルト、するかどうか迷ってもコンサルト。
自分の能力の限界を知っておきなさい。 - One can see only who knows.
(知っているものしか見えない。知らないものは見えるはずがない。) - 自分の良いTextbook、Libraryを持ちなさい。医療以外の本もよく読みなさい。
- 以前の診断や、検査結果を過信しない。そして、病気だけに目を奪われず患者さんをしっかりと診なさい。
- 診療上使う薬は最小限にすること。そして、それらの薬についてよく知っておくこと。具合が悪くなったらまず薬を考えなさい。
- 医師であることに誇りを持ちなさい。ただし、謙虚であること。出会うすべての人々を尊敬しなさい。特に、病院で共に働いている人々を!