初期研修医 座談会 Junior Resident

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初期研修医 座談会 2021
初期研修医J1座談会 2021
井上 貴文/大槻 佳奈子/坊地 武/市川 剛大
2021年入職

症例数の多さと
ハードな現場に惹かれて

  • ―初期研修医の場を湘南藤沢徳洲会病院に決めた理由をお聞かせください。
  • 大槻
    初めは関西圏での研修を考えていました。先輩から紹介され見学したところ、救急現場で1年目がファーストタッチを行い、2年目がサポートする体制が取られていて魅力を感じました。
  • 坊地
    私は忙しく働ける病院を中心に探していました。初めは沖縄県を中心考えていましたが、当院を見学してみて、症例数も多く勉強会も充実したバランスの取れた病院であると思いました。忙しいなかでもスタッフ間の連携もよく、2年目の先輩からレクチャーも受けられるので安心して働ける印象をもちました。最終的に現場の雰囲気や立地条件などが決め手となりました。
  • 井上
    私は30代ということもあり、2年間の研修で早めに医師としての実力をつけたいと考えていました。3年目以降は専攻医として進むため、肺炎などの基礎的な疾患をはじめさまざまな疾患を学び、病棟管理を行いたいと考えていました。見学の際、医師だけでなくコメディカルとの連携もよく、雰囲気のよさを感じ当院に決めました。
  • 市川
    4年生までは大学病院での研修を考えていましたが、実習などを通じて研修医の役割が学生とあまり変わらないことがわかりました。その後、市中病院を視野に入れ、忙しくて症例数の多い当院を希望しました。見学時に先輩から言われた「新しい仲間との出会いも最後であり、研修先は同じ志や高い目標をもって選択した方がいい」とのアドバイスが決断のポイントでした。

研修での学びの蓄積が
個々の目標につながる

  • ―今後の目標をお聞かせください。
  • 市川
    小児科を希望していますが、他の診療科にも魅力を感じています。なかでも総合診療領域の新専門医資格を取得し、夜間や救急でも幅広く診られる医師になりたいと思います。今は幅広い疾患を学んで、経験を積みたいですね。それが3年目以降につながると思います。
  • 井上
    将来の目標は、はっきり決まっていませんが、2年間、内科と外科を経験してから、自分の方向性を見つけたいと思います。市川先生の言ったように、2年間で総合的に学びたいし、ここにはその環境があるよね。
  • 大槻
    現在は形成外科を考えていますが、全身を診るより傷の治療が多いため、初期研修期間にERなどで、医師として必要な全身管理をしっかり学びたいですね。そして診療科にとらわれずに疾患を見落とさず、さまざまな患者さんに対応できる力をもった医師になることが目標です。そのためにも上級医から多くの知識・技術を吸収したいと思います。
  • 坊地
    ERは、さまざまな症例に対応できるので勉強になるよね。将来は一般・整形外科を目指していますが、大槻先生と同じように専門分野に進むと、全身を見る機会が少なくなるため、2年間は医師としてのスキルを確実に身につけ、その後専門領域を学んでいきたいと思います。

上級医との垣根も低く
必ず成長できる現場

  • ―現場の雰囲気や魅力を教えてください。
  • 井上
    消化器内科で研修を行っていますが、入院患者さんの疾患、所見は勉強になっています。我々はまだ1年目のため、当たり前のことであっても、近くにいる上級医に質問できることが強みでもあるよね。
  • 市川
    本当にそれは感じる。2年目の医師は時間外でも、質問に対して丁寧に教えてくれるしね。患者さんのことも一緒に調べてくれることもあり、親身に我々のことを考えてくれています。我々へのサポートも手厚いし、1年目と2年目との距離は近いよね。
  • 大槻
    距離が近いことは、私も感じていますね。2年目と一緒に患者さんと向き合っている感じです。同期のような距離感ですがリスペクトできる先輩も多く、当直をともにして連帯感も生まれています。できないことが許されるのは1年目だけで、何でも質問できるのは今しかないと思っています。
  • 坊地
    忙しくてハードだからこそ、2年目の上級医を頼る機会も多くあります。そのハードルが低いところがいいし、みんなが言っているように距離感も近いよね。つらくて忙しい面もあるけど、それを乗り越えるために「始まれば、必ず終わる」。これを自分に言い聞かせ、目の前にあることに集中して研修に臨んでいます。

  • 市川
    先輩たちは知識や手技も優秀で、尊敬できる方ばかりですが、決して偉ぶることなく、やさしく熱心に指導してくれます。ERでは経験値が異なるため、未熟な手技に対してもきちんと修正してくれます。上級医全員が、育てようという気持ちが一致していることは感謝しています。1日ひとつ学んだことを身につけようという気持ちをもって臨んでいます。
  • 井上
    成長のポイントは、何と言ってもERかな。病院の理念として、軽症から重症な疾患まで、さまざまな患者さんすべてを受け入れています。ファーストタッチできる環境が整っているため、豊富なスキルを身につけられると思いますね。
  • 坊地
    そうだね。ファーストタッチできることが、自分自身のスキルの幅が広がることにつながると思う。まだまだ仕事に慣れることが優先されがちだけど、確実に知識・技術を習得していきたいね。
  • 大槻
    忙しいことは、たくさんの学びがあることだと思っています。あと、働く環境のよさもポイントかな。スタッフの方も常に気にかけて声をかけてくれるしね。有給休暇も確保でき休めています。本人の体調や個々のペースに合わせて研修が受けられるいい環境です。
  • 井上
    忙しくハードだけれど、それは有意義な時間であり、必ず成長できると確信しています。同期との絆も深く、楽しく研修に取り組んでいます。ぜひ一度見学に来てください。
井上 貴文
神奈川県出身
埼玉医科大学卒業
大槻 佳奈子
京都府出身
香川大学卒業
市川 剛大
神奈川県出身
聖マリアンナ医科大学卒業
坊地 武
宮崎県出身
琉球大学卒業