初期研修修了者の声 Junior Resident

interview

戸邉 駿一
病気ではなく、
人を見たい。
2016年入職
戸邉 駿一
初期研修医 岐阜大学出身

日々、
できることが増えていく

当直の朝4時頃は眠気のピークです。当直明けなんて、まぶたは2ミリも開いてないでしょうね。そんな状態でも、朝の回診では大きな笑顔で「おはようございます」と言えるようになりました。今はまだ自分にできることは片手を折って数えられるぐらいだけれど、それが一つひとつ増えていくのを実感しています。
「患者さんのヘモグロビンは?」と質問されて「10です」と答えると「それだけじゃなくて、前回からどう推移したか言えないと」と指導される。今はそんな毎日です。まだ私には患者様一人ひとりが見えてないんですね。先輩はすごいです。どんなに忙しくても、患者様一人ひとりのソーシャルな背景まで把握して、その上でちゃんと向き合っています。その様子を目にするたび、ここを研修先に選んでよかったと思うんです。眠いなんて、甘いことは言ってられません。
病気を診るんじゃなくて、患者様を見る医師でありたいと思います。医療を学んだことで私は、治すことのできない病もあると知りました。だからこそ人の生死に寄り添う医師は、病気ではなくて患者様を見なくてはならないんです。そんな思いで、今、私は初期研修医としての日々を過ごしています。

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戸邉 駿一
戸邉 駿一
Tobe Shunichi
岐阜大学卒業
趣味はクラシック音楽