とにかく数多くの症例を診たいという思いから、研修先には迷うことなく湘南藤沢徳洲会病院を選びました。
「あそこは厳しいよ」という声も耳に入っていましたが、“だからいいんだよ”という感じです。むしろ他の病院では研修医同士で症例の奪い合いをすることもあると聞いて、仲間を押しのけるなんて自分にはできないと思っていましたから、この病院を選んでよかったと実感しています。
もちろん最初の頃はどんなに症例を診てもわからないことだらけ。自分に果たして医師が務まるのか、まるで自信が持てませんでした。
でも2年目になってふと立ち止まって自分自身を振り返ってみると、少しずつではあるけれど、前に進んでいるという実感が持てるようになったんです。
ひたすらがむしゃらに過ごしてきて、そんな成長実感が持てるようになったのが、とても嬉しいです。
目の前で苦しんでいる患者さんがいるのだから、考えるよりも体が先に反応するようになりました。それが“命を救う”ということだと感じています。
将来は地域医療に貢献したいと思っているので、目の前のどんな患者様も断らないという環境で学んでいることは、確実に自分の未来につながっていると思います。