米国の大学で心理学を学んでいたとき、インドへ3ヵ月のボランティアに行きました。そこで思ったのが、自分に医療の専門知識があれば人々のためにもっとたくさんの貢献ができたのに、ということでした。その思いは卒業後も消えず、結局私は日本で医学部に入り直して医師の道を目指すことに決めたのです。大きな岐路でしたが、そこに迷いはありませんでした。
湘南藤沢徳洲会で患者さんと接するようになって感じたのが、無力感でした。自分ではもっとできると思っていたのに、スキル不足、経験不足から目の前の患者さんに十分なことがしてあげられません。けれど“私にもっと力があれば”という思いがあるから、頑張ろうという力もわいてくるのです。そんなふうにして毎日が忙しく過ぎていきます。
想像以上に忙しくて、その分、成長も実感できる湘南藤沢徳洲会病院。同期の仲間もみんな頑張っていて、その姿は私を勇気づけてくれます。今は日々の経験を積むほど、将来の選択肢は増えていくと実感しています。インドで見つけた将来の道が、どんどん広がっているところです。